CurriculumHRアカデミー2022年度冬期講座 カリキュラム

第1回 2023.01.18 Wed.18:00-20:00/ パーパス <受付終了しました>

会社と社員のパーパスを明文化することで、エンゲージメントが向上
――ユニリーバ・ジャパンの「パーパス経営」とは

昨今注目を集めている「パーパス経営」。パーパスとは社会とのつながりを強く意識し、社会における企業の存在意義を明確に示すものですが、ユニリーバでは企業としてのパーパスだけでなく、社員のパーパスも重視しています。全社員を対象に、自分のパーパスについて考えるワークショップを実施し、パーパスを明文化。社員と上司・会社がそれを共有することで、社員のエンゲージメントの向上を実現しているといいます。本講座では、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングスのバスマジェ氏が、同社のパーパス経営について解説。参加者全員でパーパス経営がなぜ必要なのか、どのように取り組めばいいのか、課題をどう乗り越えればいいのかを考えます。

●講師紹介

ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社
人事総務本部長 バスマジェ 詩織氏

バスマジェ 詩織氏

ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社
人事総務本部長

(ばすまじぇ しおり)2012年上智大学法学部法律学科卒業。同年ユニリーバ・ジャパンに入社。カスタマーディベロップメント部門でトレードカテゴリーマネジメント、ショッパーマーケティング、ナショナルアカウントを担当。2015年新卒採用業務アシスタントとして人事アサインメントへ参加。2016年人事部へ異動し、新卒採用、ダイバーシティー&インクルージョンを担当。LGBTQI+向けの「ユニリーバ・ジャパン・プラウド」、通年デジタル採用「UFLP365」、「高校生インターンシップ」など数々の新しい取り組みを開始。2018年産休・育休を経て2019年に復帰後、カスタマーディベロップメント部門のビジネスパートナーに就任。2020年ビジネスパートナー業務に加え、紅茶ビジネスの事業譲渡のリードに就任。2021年HRBPマネジャーに就任。カスタマーディベロップメント、マーケティング部門およびR&D部門のビジネスパートナー開始。2022年ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社 人事総務本部長に就任。

第2回 2023.01.25 Wed.18:00-20:00/ 健康経営 <受付終了しました>

社是から始まり60年
サンスターに学ぶ 健康経営を浸透させる秘訣

健康経営に取り組む企業が増え、「健康」は生産性向上や組織活性化の手段としても意識されるようになりました。サンスターでは、50年以上前から健康を社是に掲げた経営を展開。現在は、人事や健康推進室、総務、研究セクションなど全社・全部署が一体となり、健康づくりに取り組んでいます。手厚いアフターフォローがある歯科健診・健康診断、生活習慣改善のための社員の宿泊研修施設「心身健康道場」などで、社員の健康増進を支援。健康を意識する風土が根付き、社員同士のコミュニケーション促進にもつながっている同社の事例を基に、効果的な健康経営の推進について議論します。

●講師紹介

サンスターグループ
人事部 人材開発グループ 宮崎 麻衣子氏

宮崎 麻衣子氏

サンスターグループ
人事部 人材開発グループ

(みやざき まいこ)2008年、サンスター株式会社に入社。一貫して人事部に所属し、キャリア採用、新卒採用、教育研修、ダイバーシティ推進などを担当。最近は働き方改革を考える部門横断型のプロジェクトにも参画。

一般財団法人 サンスター財団
健康推進室 心身健康チーム 欄 倫明氏

欄 倫明氏

一般財団法人 サンスター財団
健康推進室 心身健康チーム

(らん みちあき)1991年、サンスター株式会社に入社。歯科関連の営業・MR、オーラルケア商品のマーケ・商品開発の経験を経て、2012年よりサンスター財団に出向。社員をはじめとするステークホルダーのお口と全身の健康に関連する業務に携わる。

第3回 2023.02.01 Wed.18:00-20:00/ 人的資本経営 <受付終了しました>

オリックス生命保険 石田氏と考える「人的資本経営」
企業価値を向上させる「戦略的人材ポートフォリオ」とは

現在、人的資本経営に対する関心が高まっています。人的資本経営とは、人材を資本として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方のこと。経営環境が目まぐるしく変化する中、企業は人的資本にどう向き合えばいいのでしょうか。本講座ではオリックス生命保険の石田氏が、企業価値向上に必要な要素である「戦略的人材ポートフォリオの実現」「人的リスクの適切な管理」「ダイバーシティ経営・健康経営」を解説。参加者全員で、企業価値向上や人的資本経営を実現するために人事が取り組むべき課題とは何かを議論します。

●講師紹介

オリックス生命保険株式会社
執行役員(人事・総務本部管掌 兼 コンプライアンス部管掌) 石田 雅彦氏

石田 雅彦氏

オリックス生命保険株式会社
執行役員(人事・総務本部管掌 兼 コンプライアンス部管掌)

(いしだ まさひこ)東京大学法学部卒。日本長期信用銀行(現・新生銀行)を振り出しに、ウォーバーグ・ディロン・リード証券、日本興業銀行/みずほコーポレート銀行、GEエジソン生命保険/AIGエジソン生命保険(現・ジブラルタ生命保険)、アメリカン・インシュアランス・カンパニー/メットライフ生命保険、みずほ証券で通算約26年人事業務全般を経験。2021年1月、オリックス生命保険株式会社 執行役員(人事・総務本部管掌)就任。2022年4月、コンプライアンス部管掌(兼務)。著書に『企業価値を高める組織・人材マネジメントの思考と実践』(きんざい)がある。

第4回 2023.02.08 Wed.18:00-20:00/ ピープルアナリティクス <受付終了しました>

「チャレンジする組織風土」を実現する、
京セラのピープルアナリティクス
人事データを活用した「現場の課題」の解決方法とは

近年、従業員サーベイなど人事データの活用に取り組む企業が増えています。一方で、データを収集したものの十分に活用しきれていないケースも多いのではないでしょうか。京セラでは、データ分析未経験の人事メンバーがピープルアナリティクスに奮闘。経営方針に盛り込まれた「チャレンジする組織風土」を実現しようと、部下のチャレンジを後押しする上司像の解明や、組織サーベイの改定などに取り組んでいます。同社の事例を基に、現場の課題を解決するためのデータ活用法を、参加者全員で考えます。

●講師紹介

京セラ株式会社
人材開発部 HRイノベーション課 春日 宏紀氏

春日 宏紀氏

京セラ株式会社
人材開発部 HRイノベーション課

(かすが ひろき)2011年、京セラ株式会社入社。2018年、グロービス経営大学院修了。研修部門に配属され、経営理念、管理会計の教材・書籍の企画編集を担当。グロービス経営大学院で日本企業のDXについて調査したことをきっかけに、2018年より研修部門内のシステム化を推進、2019年、データドリブン人事を推進する現部署に異動し現在に至る。

第5回 2023.02.15 Wed.18:00-20:00/ 管理職支援 <受付終了しました>

効果的な1on1を実現し、チーム全体の対話を活性化
「全員活躍」に向けてカルビーが実践する“管理職支援”とは

カルビーでは「全員活躍」という人事ビジョンを掲げています。その実現のためには管理職が、メンバー一人ひとりが力を発揮し、成長し続けるように導くことが重要と考えた同社では、1on1に注力。それを後押しする施策として1on1トレーニングを実施し、効果を上げています。また、その先には管理職とメンバーの1対1のマネジメントだけではなく、チーム全体の活性化も目指しているといいます。では、具体的にどんな研修を行っていて、どのような効果をあげているのでしょうか。また、取り組みを行う上で課題となっていることは何でしょうか。同社の事例を基に、人事としてどう管理職を支援するのかを考えます。

●講師紹介

カルビー株式会社
人財・組織開発部 部長 兼 D&I・スマートワーク推進室 室長 流郷 紀子氏

流郷 紀子氏

カルビー株式会社
人財・組織開発部 部長 兼 D&I・スマートワーク推進室 室長

(りゅうごう のりこ)体外診断用医薬品の開発に従事した後、ベネッセコーポレーション、ウシオ電機にて人事労務、人事制度改革、人材育成・組織開発、ダイバーシティ推進、グローバル人事戦略などに携わる。2021年にカルビーの人財・組織開発部長に就任。2022年よりD&I・スマートワーク推進室長を兼任。

第6回 2023.02.22 Wed.18:00-20:00/ 組織風土改革 <受付終了しました>

オルビスの事例から考える、組織風土改革
組織が変化を続けるために求められる「人事の役割」とは

ビジネス環境が激しく変化する中、組織を成長させ続けるために「組織風土改革」に取り組む企業は少なくありません。オルビスでは、過去の成功体験と管理型マネジメントから脱却する必要があると考え、シニシズムやセクショナリズムが生じていた組織を、「未来志向」で「オープンマインド」な組織へと改革することに挑戦。その結果、若手社員が商品のリブランディングをけん引するといった成果も得て、フラットでチャレンジしやすい環境づくりを実現しました。同社の事例を基に、参加者全員で組織風土改革のポイントを考えます。

●講師紹介

オルビス株式会社
HR統括部 部長 岡田 悠希氏

岡田 悠希氏

オルビス株式会社
HR統括部 部長

(おかだ ゆうき)2008年に株式会社ポーラに新卒入社し、トータルビューティ事業本部で九州・首都圏を中心とした店舗マネジメントを経験。その後、現場における組織開発、マネジメント開発を牽引。2018年からオルビスに出向し、HR部門にて第二創業期からの組織開発や制度改革を主導する。2021年1月より、HR統括部 部長に就任し、オルビスが掲げる「スマートエイジング®」の提供価値のもと、一人ひとりが自分らしく働ける組織づくりを目指す。

第7回 2023.03.01 Wed.18:00-20:00/ 新人育成 <受付終了しました>

NTTデータの新人育成「共創型OJT」から考える
自社が必要とする人材の育て方

新人が成長していくうえでは新人研修や初期OJTが重要ですが、自社が求める思考やスキルが身に着く内容になっているのか、課題を感じている方も多いのではないでしょうか。NTTデータのITサービス・ペイメント事業本部では、「これまでにない人材」を育てるため、従来の研修やOJTを停止。新入社員同士で組んだチームに大きな仕事を任せ、主体的な学びを促進する「共創型OJT」を開始しました。同社が「共創型OJT」の企画に至った経緯や具体的な取り組み、成果をお話しいただいたうえで、参加企業が求める人材や、そのための新人育成のあり方について議論します。

●講師紹介

株式会社NTTデータ
ITサービス・ペイメント事業本部 企画部 人事育成担当部長 矢野 忠則氏

矢野 忠則氏

株式会社NTTデータ
ITサービス・ペイメント事業本部 企画部 人事育成担当部長

(やの ただのり)新卒でNTTデータに入社し、金融系SEや新規事業開発を経験。2006年よりコーポレート人事で人材育成業務に従事。2015年よりITサービス・ペイメント事業本部の部門人事として人事業務全般を担当している。

第8回 2023.03.08 Wed.18:00-20:00/ 人事制度改革 <受付終了しました>

多様な人財が集い、活き、繋がり、
新たな価値を創造する企業グループへ
丸紅の人事制度改革

丸紅では2017年当時、業績好調のなか、「このままでは今後激変する社会課題に対応できず既存のビジネスは陳腐化し消滅する」という経営陣の強い危機感から改革をスタート。中期経営戦略と連動する人財戦略として、多様な人財が集い、活き、繋がり、新たな価値を創造する「丸紅人財エコシステム」の実現を掲げ、人事制度全体を刷新しています。同社の事例をもとに、経営戦略と連動する人事制度への改革のポイントを考えます。

●講師紹介

丸紅株式会社
人事部 部長代理 兼グローバル・グループ人事課長 細川 悟史氏

細川 悟史氏

丸紅株式会社
人事部 部長代理 兼グローバル・グループ人事課長

(ほそかわ さとし)1999年、一橋大学商学部卒業後、丸紅株式会社に入社。入社時配属から現在に至るまで一貫して人事業務に従事。米国・ニューヨーク駐在を経て、2017年より人事部企画課長として人財戦略の策定・推進、人事制度改革などを担当。2022年4月より現職で、丸紅グループ全体の人財戦略の推進、海外現地法人・海外店・国内外事業会社への人事全般の指導・助言などを担当。

第9回 2023.03.15 Wed.18:00-20:00/ ダイバーシティ&インクルージョン <受付終了しました>

アンコンシャス・バイアスに気づき、多様な人財の活躍を実現する
味の素の「ダイバーシティ&インクルージョン」推進

ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の強化に多くの企業が取り組むようになり、女性活躍だけではなく、人権や男性育休、高齢者・障がい者の働きがいづくりなど、施策の範囲も広がっています。しかし、成果を実感できていないという企業も多いのではないでしょうか。本講座では、味の素でD&Iをけん引してきた小池氏が登壇。アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)や、イントラパーソナルダイバーシティ(ひとり多様性)に関する施策などをお話しいただきます。同社の事例を基に、社員が自らのバイアスに気づき、社員一人ひとりが望むキャリアを描き活躍することができる組織風土をどのようにつくり、D&Iの成果を見出していくのかを議論します。

●講師紹介

味の素株式会社
人事部人事グループ D&I推進チーム シニアマネージャー 小池 愛美氏

小池 愛美氏

味の素株式会社
人事部人事グループ D&I推進チーム シニアマネージャー

(こいけ めぐみ)外資系企業での財務会計職・コンサルタント職等を経て、家族の介護を機に日系化粧品会社へ。CSR部門を立ち上げ社会貢献活動等を担当。在職中に社会人大学院にてPPPを専攻し女性活躍や多様性について研究。2017年7月、ダイバーシティ推進タスクフォースの設置に伴い味の素(株)に入社、現在に至る。

第10回 2023.03.22 Wed.18:00-20:00/ 人事パーソンの「働き方」「学び方」 <受付終了しました>

カインズ 西田氏と考える、これからの人事のあり方
人事パーソンに必要な「学び方」「働き方」「姿勢」とは

日々、自社の社員と向き合い、支援に携わる人事パーソン。時代の変化とともに人事に関する課題が増えていくなか、自分自身の働き方やキャリアに想いを巡らせる人も多いのではないでしょうか。本講座では、「HRアワード2022」企業人事部門最優秀賞を受賞し注目を集めている、カインズのCHRO・西田氏が登壇。圧倒的なスピードとボリュームで人事の改革を行っている西田氏に、人事パーソンに求められる「学び方」「働き方」「姿勢」についてお話しいただきます。グループディスカッションも実施し、参加者全員でこれからの人事のあり方を考えます。

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●講師紹介

株式会社カインズ
執行役員 CHRO(最高人事責任者) 兼 人事戦略本部長 兼 CAINZアカデミア学長/株式会社ハンズ 取締役 西田 政之氏

西田 政之氏

株式会社カインズ
執行役員 CHRO(最高人事責任者) 兼 人事戦略本部長 兼 CAINZアカデミア学長/株式会社ハンズ 取締役

(にしだ まさゆき)1987年、金融分野からキャリアをスタート。2004年に人事コンサルティング会社マーサーへ転じ、人事・経営分野へキャリアを転換。2013年同社取締役COOに就任。2015年にライフネット生命保険へ移籍し、同社取締役副社長兼CHROに就任。2021年6月より現職。